バブル期と現在の定期預金を取り巻く変化

聞いてびっくり!?バブル期と現在の定期預金を取り巻く変化とは?

定期預金の一番の目的は、普通預金よりも高い利息を得ることです。ところが、長引く不景気の中で、定期預金の金利は久しく低空飛行を続けています。とは言え、不景気が当たり前、低金利が当たり前という世間で育ってきた若い世代にとっては、今の定期預金の金利がどれほど低いのか、ピンとこない部分もあるかもしれません。ここでは最も金利が高かったとされるバブル期と現在の定期預金を取り巻く変化についてご紹介します。

未曽有の好景気、いわゆるバブルと呼ばれた1990年代には、定期預金の金利は6%、7%というのはさほど珍しいことではありませんでした。例えば金利7%ならば、100万円を預金すれば7万円の利息を受け取ることができます。これを繰り返していけば、資産を10年程度で倍にするのも難しいことではありません。当時は定期預金というのはリスクが低く確実なリターンがあるもっとも人気が高い資産運用方法だったのです。定期預金などの金融機関の金利を決める基準となるのは、日本銀行、いわゆる日銀が発表する公定歩合ですが、この公定歩合に関しても当時は5%を超える高水準で推移していました。

ところがバブルが崩壊して一転未曽有の不景気に日本が陥ると、定期預金の金利もガラッと様相を変えました。政府や日銀によるゼロ金利政策を受けて、すべての金利は急激に低下することになりました。そこからさらにリーマンショックに始まる世界的な不況、東日本大震災による打撃を受けて、いまだに日本の景気は回復したとは言えません。

そんな中で、現在の定期預金の金利はどうなっているのでしょうか?一般的に、利率が高いとされているのはネットバンクですが、それでも0.3%前後に設定されているところがほとんどです。0.0何%という、あってないような金利を提示している金融機関も決して珍しくありません。

今や、定期預金はローリスクではあるけれどローリターンというのが定説になってしまいました。もちろん資産を確実に守っていくという考え方をすれば、定期預金は十分に有効な手段です。ただし、資産を増やすことに重点を置くとなると、よりリスクのある投資が必要になってきます。守る資産と増やす資産のバランスを考えることが、現代を生きていくうえでは重要なのです。