投資としての外貨預金の3つのリスク

投資に『絶対』はない!?外貨預金ちょっと気になる3つのリスク

国内での低金利が長く続いている今、金利の高い豪ドルなどの外貨建ての定期預金が人気を集めています。円建てと外貨建て、どちらも同じ定期預金として、基本的な仕組みこそそう変わりはありませんが、資産運用の手段として考えたとき、その方向性は少々異なります。

大きな利益を得ることはできない代わりに、確実に資産が減ることはない円建ての定期預金と比べて、外貨預金は為替相場の変動によっては利息以外に為替差益による利益を出すことができる可能性があります。つまり、投資としての意味合いが外貨預金方がやや強くなるというわけです。それが投資である以上、確実に利益を出すことができるとは限りません。ここでは外貨預金に関わってくる3つのリスクを説明していきます。

まず1つ目は、為替差損です。外貨預金では、預金時よりも為替が円安方向に変動すれば為替差益を出すことができますが、その一方で円高になれば当然為替差損という損失が出てきます。為替差損が大きくなれば、たとえ満期時に高い利息が付いたとしてもプラスマイナスでマイナスになってしまうこともあります。外貨預金は元本保証の対象にはならないため、損失がダイレクトに反映されてしまうのです。

2つ目は為替手数料と言うリスクです。大抵の金融機関では、円から外貨への両替と、外貨から円への両替でそれぞれ異なるレートを設定しています。明記されているわけではありませんが、この2つの価格差が金融機関の取り分、つまり手数料に相当するわけです。この部分を良くチェックしておかないと、せっかく利息が付いても為替手数料と相殺、あるいはトータルで見ると損をしてしまうということもあり得ます。

最後の1つは、預金保証が無いという点です。日本の金融機関に円建てで預金をしている場合、たとえその金融機関が経営破たんしたとしても1000万円までの預金とその利息が保証されます。ところが外貨預金にはそれが適用されません。金融機関が経営破たんなどと言う事態はめったにあることではありませんが、万が一のことが起こるとすべてを失ってしまうことになります。

外貨預金には金利など数多くのメリットがある一方で、こういったリスクとも無縁ではありません。準備や情報収集を怠らず、正しい知識を持ってスタートすることをおすすめします。